頭の中、ライオン100匹!!

東洋医学では、心と体は繋がっている「心身一如(しんしんいちじょ)」の捉え方に対して、西洋医学では、心は心、身体は身体と別物として捉えられています。

ですが、心理学やスポーツ医学などでは、密接な関係があるのではないかと、研究が進んでいます。
心の状態が身体に及ぼす影響が、無視できない位、顕著に表れているからですね。
簡単に例えると、大勢の前でスピーチをする場面で、心が緊張状態になりますと、身体の硬直や、冷や汗、手に汗をかいたりするなど、心の状態が身体に表れます。

私も長年のケア(施術)経験から、心の状態と身体との関係性はあると思ってまおりまして、身体のコリやハリがある方は、神経(心)も緊張してしまっています。
脳(心)の「緊張スイッチ」が入り、身体に「緊張!!」命令が届くイメージですね。

特に、本能が表れる「首」に、症状が出てしまいます。
人間は元々、「食べられる側の動物」ですので、目の前に肉食動物が現れると、急所である首を硬直させて、防御モードになります。

一般的に草食動物ですと、目の前に肉食動物がいなくなると、緊張が緩む(防御モード解除)のですが、人間は高度に発達した脳が「記憶」という形で、「まだいるんじゃないの?!」とか「いたらどうしよう?!」などと、考え続けてしまい、ずっと防御モードが続いてしまいます。
例えると、頭の中で常に「ライオン、100匹」を飼っている状態になってます😖

※ライオン=ストレスのことですよ🙂

ですので、無意識で勝手に緊張してしまい、何もしていなくても、コリやハリが出てしまいます。
また記憶の影響(頭の中のライオン?!)で、緊張状態が続いてしまい、寝てる時でさえ、緊張状態が続いてしまいます。

さらに怖いのが、脳はストレス解消の軽減で寝ている時に、噛み締めや歯ぎしり、腕の握り締めをしてしまってます😬

…ですが、これらのことから、コリやハリ軽減や解消に繋がる「ヒント」があります。
身体をほぐしたりゆるめたりして、コリやハリを解消しますと、「心の緊張まで
ゆるむ」のです!!
身体のスイッチ(緊張のスイッチ)を切ってあげると、心のスイッチも切れてくれる(脳の緊張が減る)訳ですね😉
記事冒頭に書きました、心と体は繋がっている「心身一如(しんしんいちじょ)」の捉え方ですね。

たかがコリやハリだと軽視せずに、実は「心の緊張が、身体に表れている」ことを、感じてみて下さいね。

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