辛い…でも、分かってもらえない…

ネットの無料マンガアプリを見ていたところ、医療系の漫画がありました。
「体中が痛くて痛くて、辛い…」
「どの病院行っても、どんな検査しても原因不明…」
そして「最後に総合診療科に行って、ようやく筋繊維痛症と診断された…」
そのような内容でした。

筋繊維痛症と聞くと、物凄い病気かと思われがちですが、簡単に言いますと、「コリやハリを通り越した、異常硬直している筋肉」なんですよ😖

ただし、体質によって大きく異なるのですが、筋肉が線維化していても、必ずしも痛みとして出るわけではなく、感知する神経が当たってないと、痛みを感じない場合もあります。
ただ、異常硬直ですので、大なり小なり、痛みが出る場合が多いですね。

また、筋肉が線維化しても、血液検査や画像診断では、ほとんど見つけることは出来ません。
昔ながらの、触診や打診など、直接触れることで、ようやく線維化していることが分かります。

千葉で整体院を営んでいた時からですが、コリやハリが線維化してしまっているお客さんを見かけることが、度々ありました。

線維化している筋肉はまるで「編んだ麻紐」みたいになっていまして、引っ掛けるように伸ばすと、筋肉本来のしなやかさが失われて、「グズグズグズ…、ゴリゴリゴリ…」と音がしそうな感じの筋肉になってしまっています。

そんな状態が、全身的に出てしまいましたら、痛いを通り越して辛いになってしまいますよね…😭
「線維化した筋肉は治せないんですか??」と聞かれますが、多少、時間は要しますが、じっくりと丹念に緩めますと、次第に麻紐が解けた様に、緩んで元に戻ってきます。

現代医学は検査機器が進んで、臓器単体の病気には目覚ましい治療が行われてますが、それが仇(あだ)となって、触診や打診を行う診察は、ほとんどされなくなりました。
病院行っても、パソコンのモニターばかり見て、患者さんを全く見ようともしない診察を受けたことのある方が、決して少なくないかと思います。

痛いなら痛いなりの原因があるんです。
痛みや辛さを訴える患者さんやお客さんを、チャンと診ませんとね…

コメント

タイトルとURLをコピーしました