突然は、ありません…

よく、「朝起きたら、肩が回らなくなった」とか「下の物を拾った拍子に腰に激痛が走った」など、四十肩やギックリ腰に突然、なってしまったという話を聞きます。

ですが、それって、勘違いの場合が多いんです。
人間の身体って、突然、故障することって、ほとんどないんですよ。
まれに、筋肉や関節に、ウィルスなどの感染性の病原体が侵入して、痛みが出たりはしますが、実際にはあまり起こらないですね。

じゃあ、なんで突然、痛くなったりするの??と疑問に思われるでしょうが、答えは至って簡単です。

それは…
慢性的な疲労が溜まっていた。。。

身体のコリやハリって、痛みを感じる神経がズレていると、どんなに凝っていたり、張っていても、痛みを感じないケースがあるんです。
お知り合いの中でも、メチャクチャ固くなっていても、全然平気~、って方、いますよね?!
そういうタイプの方は、知らず知らずのうちに、ドンドンと疲労が蓄積していって、限界を超えた瞬間、故障して激痛となってようやく表れるんですね。
コリやハリを通り越して、患部が激しい炎症を起こしてしまうんです。

また、クモ膜下出血とか、脳卒中(血管が破れる症状)や、急性心不全など、元気だったのに、突然、発病してしまったケースも同様なんです。

脳外科や心臓外科の医師からしたら、「何言っているんだ、コイツ」って、思われるかもしれませんが、脳疾患や心臓疾患の病歴のある方の身体って、物凄く硬直しているんですよ。
凝っている、張っている、どころか、酷い病的な固さですね。

例を出しますと、以前、千葉で整体院をしていた時に、脳血管疾患を何度も起こってしまったお客さんの、首や肩周りの施術を行った時、普通じゃないくらい、もう病的な固さでした。
押しているこちらの指が壊れるんじゃないくらい、固くなっていて、しかもどんなに圧を掛けても、ちっとも緩まない…(汗)

恐らくですが、腕の血圧は正常かもしれませんが、測定は出来ませんが、首の血圧は相当な異常値なのだと思いました。
自分のコリやハリで、血管を完全に潰してしまっている状態だと言えば、分かりやすいと思います。
そして、そのお客さんは、慢性的な筋緊張性頭痛に悩まされてました。

医学的な根拠は示されていませんが、私の経験則で言いますと、脳系、内臓系に疾患がある方の、ほぼ全員が、病的なコリやハリの状態になっています。
西洋医学の医師のほとんどが、身体のコリやハリなんか、全く問題じゃない、関係ないと、コリやハリを小馬鹿にしている感じですが、コリやハリは身体からの警告サインだと思います。
異常がなかったら、内臓に繋がってる背中に、痛みは出ないはずなんですけど…

一昔前の医師は、検査機器がなかったので、胸や背中の触診、打診、聴診器での内臓音を聞いて、病名を確定していましたが、「この部分が固い場合、この臓器に異常があるのだろう」と分かっていたと思います。
今の診察って、患者の顔も見ずに、「はい検査、行って」、戻ってきたら「何も異常ないです」って、ろくに診もしないですけどね。。。

こういう事例を書き出すと、山ほどありますので、折を見て記事にしますので、読んで頂けたら幸いです。

身体のコリやハリ、馬鹿にしていると、取り返しの付かないことになりかねませんよ。。。

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