サポーター、腰痛ベルト

仕事柄、各関節のサポーター、腰痛ベルトの使用について尋ねられます。
まず、サポーターの効果ですが、関節の保護、保温、固定、動作補助などがあります。
肘サポーターや腰痛ベルトに関しては、固定、動作補助の効果が大きいですね。


私の見解ですが、基本的にはオススメしません。
なぜかというと、関節自体が楽をしてしまい、関節周辺の筋肉や靱帯が弱くなってしまう可能性があるからです。

痛みが出ている場合には、固定して安静にさせる、保温して関節を回復させるには良いですね。
また、どうしても動かさなければならない時は、あくまでも補助として使用するのは問題ないのですが、注意が必要なのが、肘サポーターや腰痛ベルトを常時、使用してしまうことです。
決して、筋肉や関節の状態が良くなることはなく、ベルトの弾力性で、筋肉の代わりの様に助けてくれるため、返って筋肉が弱くなり、症状が悪化してしまうケースが多いです。

痛みが出ていることは、関節周りの筋肉が硬直(コリやハリで固まっている)ので、緩めて関節の動きを良くしていくしかないです。
ただ、腫れて炎症を起こしている場合は、冷やして炎症を緩和させるのが最優先になります。
腫れや炎症がひきましたら、今度は冷やさずに温めて、幹部の代謝を高めて回復に努めて下さい。

良く聞く話ですが、高齢者が金属プレート入りの膝サポーターをしていて、「これを付けていると楽になる」と仰ってますが、膝関節の筋肉がどんどん弱くなり、最悪、サポーターなしでは歩けなくなります。

せっかくの効果が、間違った使用で、返って悪化させてしまい、本末転倒にならないよう、お気を付け下さいね。

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