エレキテル～笑

最近、お腹に張って、電気を流して、腹筋をピクピクさせて、「腹筋を鍛えましょう～」などの謳い文句で、腹筋のトレーニング機器が売られてますね。

ですが、あの手の機器って、結構、昔からあったんですよ、知ってましたか？？
元々は、肩こりや腰痛治療器として、売られてまして、（私が小学生時代には、売られてましたね）昔の機器は、お餅サイズのパットを肩や腰に付けて、落ちない様に補助ベルトを着けて、電気を流してましたね。
自宅にもありましたので、してみた経験がありますが、電圧を上げると、肩や腰が、キュッと縮まった事を思い出します。

今では、治療器として売るのではなく、運動器具として売られている事が多いですね。
パットも薄型になり、貼り付けるだけで落ちない様になっているし、流れる電気のパターンも多彩になっているようですね。
昔は、簡単な強弱くらいしかなかったです…

さてこの電気トレーニング機器、プロスポース選手が広告塔になって宣伝されてますが、本当にこのプロスポーツ選手、トレーニングに使っているの？？って疑問に思いますよね？！

ほぼほぼ、使っている選手って、いないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか？？

元々が治療機器ですので、整形外科や接骨院でも、同様な機器を、理学療法として使われてますが、高齢者の方々が、毎日のように、「今日は電気をかけに来ました～」と、せっせと通院してますが、そんなに毎日、電気治療器をかけ続けていたら、構造的に大差がないので、腹筋がシックスパットになっちゃった高齢者が続出するはずですよね～笑

千葉で整体院を営んでいた時なんかも、お客さんから「電気をかけてきて気持ち良かったよ～」なんて話を、度々、聞かされてましたので、電気治療器、私は「エレキテル」って言ってますけど、皆さん、好きですね～。
※エレキテルって平賀源内が発明した電気発生装置ですよ（念のため・笑）

でも、エレキテルで症状が改善したって話、聞いた経験がないんですけど…汗
エレキテルで、本当に腹筋が割れた人って、見たことないんですけど…汗×２

まあ、全く効果はないとは言いませんが、自分の意思（神経）で動いていない筋肉って、張りぼて状態の筋肉になってしまい、役に立たない筋肉になるので、オススメはしませんけどね…
筋肉が発達するのと同時に、制御する神経系も発達しないと、チャンと動いてくれない筋肉になってしまうんですよ。

やはり地道な運動が一番だと思いますし、ですが、まず先に、「運動できる身体を作る」事も忘れずにして下さいね。